「Cry it out ネントレは、赤ちゃんが自分で眠る力を育てる睡眠トレーニング方法です。
夜泣きや寝かしつけで、毎晩くたくた…。
「もっと楽に寝てくれたらいいのに」と思うパパやママは多いですよね。
わたしもその一人でした。
生後6か月からネントレを始めたのですが、最初は泣いたらすぐ駆けつけてあやしていました。
でも、それではいつまでたっても自分から眠れないまま。
そこで夫婦で話し合い、「泣いてもまず5分は見守ろう」と決めてスタートしました。
すると、思ったより早く効果が出て、1週間もしないうちにスッと寝てくれるように。
1歳になる頃には、夜8時に「おやすみー」と言うだけで、自分のベッドで眠ってくれるようになりました。
おかげで、私たち夫婦はその間に家事をしたり、ゆっくり話す時間を持てるようになったんです。
ネントレは、赤ちゃんだけでなく親のストレスを減らし、家族の時間を増やす方法でもあるんです。
睡眠の大事さは医学的にも注目されています。厚生労働省の「毎日をすこやかに過ごすための睡眠5原則」も参考にしてください。
→ 厚生労働省:毎日をすこやかに過ごすための睡眠5原則
目次
ネントレとは?親のストレス軽減につながる理由
ネントレとは「ねんねトレーニング」の略で、赤ちゃんが自分で眠る力を身につけるための練習方法です。
抱っこや授乳など親の手助けがなくても寝られるようになると、夜泣きが減り、親もまとまった睡眠がとれます。
その結果、育児のストレスが軽くなり、日常のゆとりが増えるのが大きな特徴です。
ネントレの基本と目的をやさしく解説
ネントレの目的は、赤ちゃんが「眠りたいときに自分で寝られる」ようになることです。
人は眠りにつくときに、毎回同じ行動(ルーティン)をしているとスムーズに眠れると言われます。
赤ちゃんも同じで、寝る前の環境や習慣が整うと、自然に眠れる力が育ちます。
やり方は家庭によってさまざまですが、多くの場合、寝かしつけの手助け(抱っこや授乳)を少しずつ減らし、赤ちゃんが一人で眠る時間を作ります。
このとき「泣かせっぱなし」はせず、見守りながら安心感を与えるのが大事です。
私の場合は、生後6か月から始めて、最初の数日は泣く時間もありましたが、1週間後には自分から眠るようになりました。
これは、赤ちゃんにとっても親にとっても、睡眠の質を上げる大きな一歩でした。
ネントレで得られる赤ちゃんと親のメリット
ネントレの一番のメリットは、赤ちゃんが安定して眠れるようになることです。
夜中に何度も起きなくなり、ぐっすり眠れる時間が長くなります。
これは赤ちゃんの成長や機嫌にも良い影響を与えます。
そして、実は親にも大きなメリットがあります。
夜泣きや長時間の寝かしつけが減ることで、まとまった睡眠時間や自由時間が増えるのです。
私たちも、ネントレ後は夜8時以降に家事をしたり、夫婦でテレビを見たりする時間を持てるようになりました。
さらに、親が休めることでイライラや疲れが減り、日中も笑顔で赤ちゃんと接しやすくなります。
つまりネントレは、家族全員の生活の質を上げる育児スキルなんです。
ネントレはいつから始める?適した月齢とタイミング
ネントレは、赤ちゃんの発達や生活リズムが整ってきた頃に始めるのが安心です。
早すぎると逆効果になることもあるので、赤ちゃんの様子と月齢の両方を見て判断することが大切です。
以下は、始める目安のチェックポイントです。
【ネントレ開始の目安】
- 首がしっかりすわっている
- 昼夜の区別がついてきた
- 授乳やミルクの間隔がある程度あいてきた
- 生後4〜6か月頃(個人差あり)
- 健康状態が安定している
始める前に確認したい赤ちゃんのサイン
ネントレを始める前に、赤ちゃんの体調や生活リズムをよく観察しましょう。
おすすめのサインは、昼夜の区別がついてきたことです。
たとえば、日中はしっかり起きて遊び、夜になると眠たそうな様子を見せる場合は始めやすい時期です。
また、授乳やミルクの間隔が3時間以上あくようになっていると、夜中の授乳回数も減りやすくなります。
この条件がそろっていれば、長く寝られる体の準備ができている可能性が高いです。
私の場合は、生後6か月で始めました。
ちょうど昼夜のリズムが安定してきて、夜中の授乳も1〜2回程度になっていたので、挑戦しやすかったです。
この「無理なくできるタイミング」を見つけることが、成功の第一歩です。
月齢別のおすすめネントレ方法
ネントレは赤ちゃんの月齢や発達に合わせた方法を選ぶと、成功しやすくなります。
【月齢別ネントレのポイント】
- 生後4〜5か月
・昼夜の区別づけを意識(朝はカーテンを開ける、夜は暗く静かに)
・寝る前のルーティンを作る(おむつ替え→授乳→おやすみの声かけ) - 生後6〜8か月
・短時間の見守り(泣いてもすぐ抱っこせず、まず数分待つ)
・寝かしつけの手助けを徐々に減らす - 生後9〜12か月
・昼寝や夜の就寝時間を一定に保つ
・「おやすみ」の合図だけで眠れる環境づくり
我が家は6か月スタートで、最初の3日間は泣く時間もありましたが、泣いてもまず5分は見守るルールを徹底しました。
すると1週間でほとんど泣かずに寝られるようになりました。
この期間を乗り越えると、その後の寝かしつけが驚くほどラクになります。
ネントレを始めた家庭のリアル
私の周りでネントレをした人に聞いた先輩パパママのコメントをお伝えします。
①生後6か月で開始したAさんの場合
日中のリズムが整い始めたタイミングでネントレを実施。1週間で夜中の起床回数が半減し、家庭全体の疲れが減った成功例です。
②4か月で試したBさんの場合
昼夜の区別が曖昧な時期だったため、ネントレに抵抗を感じることも多かったですが、ルーティンをより整えることで2週間後には効果を実感。
③1歳直前で始めたCさんの場合
寝かしつけの習慣が定着しており、スタート時に混乱もありましたが、3週間で「おやすみ」の言葉だけで寝るようになった成功事例です。
あなたが今「いつ始めるべきか?」に迷っているなら、子育てと転職のベストタイミングをまとめた以下の記事も参考になります。
➡ 子育てと転職のタイミング|年齢別のメリット・デメリット
泣かせっぱなしにしない!やさしいネントレのやり方
ネントレと聞くと「泣かせっぱなし」のイメージが強いかもしれません。
でも実際には、赤ちゃんの安心感を守りながら進めるやさしい方法があります。
ここでは初心者でも取り入れやすい、泣きっぱなしにしないネントレのやり方を紹介します。
【やさしいネントレの基本ポイント】
- 泣いたらまず数分見守る
- 声をかけて安心させる
- 抱っこや授乳は最小限に
- 毎日同じ寝る前ルーティン
- 部屋は暗く静かにする
このように生活リズムを整えることで、赤ちゃんも親も睡眠不足を防ぎやすくなります。
よくある失敗とその回避法
ネントレはコツを押さえれば効果が出やすい一方で、やり方を間違えると逆効果になることもあります。
ここでは、よくある失敗と、その回避法をまとめました。
事前に知っておくことで、赤ちゃんも親も安心して続けられます。
【よくある失敗と回避法の例】
- 泣かせっぱなしで不安が強くなる → 見守り+声かけで安心感を与える
- 開始時期が早すぎる → 昼夜の区別がついてから始める
- ルーティンが毎日バラバラ → 就寝前の流れを固定する
- 途中で対応がバラつく → 夫婦でルールを共有する
- 部屋の環境が落ち着かない → 暗く静かな寝室に整える
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ネントレ成功のための5つのチェックポイント
- [ ] 昼夜のリズムが整い始めている
- [ ] 4〜6か月頃の発達に達している
- [ ] 就寝前のルーティンが一定している
- [ ] 泣いていてもまず数分見守る習慣がある
- [ ] 夫婦で対応の分担を決めて共有している
これを機に「我が家の場合はどうなるか?」を考えておくと、スタート後の迷いが減ります。
ネントレがうまくいかない原因
ネントレが思うように進まない理由は、大きく3つに分けられます。
1つ目は開始時期が早すぎること。
赤ちゃんの体や脳がまだ長時間睡眠に対応できない段階で始めると、泣きが長引きやすくなります。
2つ目はルーティンや対応が安定していないこと。
日によってやり方が変わると、赤ちゃんは混乱し、なかなか眠るスイッチが入りません。
3つ目は環境が整っていないこと。
寝室が明るかったり、音が多かったりすると、眠りにつくのが難しくなります。
我が家では、これらを避けるために夫婦でルールを共有し、部屋を暗くして静かな環境を作りました。
その結果、赤ちゃんも安心して眠れるようになりました。
やめたほうがいいサインとその対応
ネントレは万能ではなく、やめたほうがいいタイミングもあります。
たとえば、赤ちゃんが体調不良(発熱や咳)になったときや、引っ越し・旅行など生活環境が大きく変わったときは、一時的に中断するのがおすすめです。
こうした時期は赤ちゃんが安心できず、泣く時間が長引く可能性があります。
また、ネントレを続けても2〜3週間全く改善が見られない場合は、やり方が合っていない可能性もあります。
この場合は方法を見直すか、小児科や助産師に相談すると安心です。
我が家も旅行中はルーティンが崩れたため一時中断しましたが、帰宅後に再開するとすぐに元のペースに戻りました。
一度休んでもやり直せることを知っておくと、気持ちが楽になります。
ネントレ後に訪れる変化と親子の暮らし
ネントレが定着すると、赤ちゃんだけでなく親の生活も大きく変わります。
夜の寝かしつけ時間が短くなり、夜泣きが減ることで、家族全員の睡眠の質が向上します。
その結果、日中の機嫌や家族の会話が増え、暮らしにゆとりが生まれます。
赤ちゃんの睡眠パターンの安定化
ネントレ後は、赤ちゃんの就寝時間や睡眠時間が安定します。
我が家の場合、1歳頃には夜8時に「おやすみー」と声をかけるだけで、自分から布団に入り眠るようになりました。
この変化は、赤ちゃんの成長にも良い影響を与えます。
十分な睡眠は、脳の発達や情緒の安定に欠かせません。
夜中の目覚めが減ることで、深い眠り(ノンレム睡眠)も取りやすくなり、朝の機嫌が良くなります。
また、昼寝のリズムも整いやすくなり、日中の活動時間がより充実するようになります。
親の生活の質向上と笑顔の時間
ネントレの効果は、親の生活にも直結します。
我が家では、夜8時以降は家事や夫婦の会話、趣味の時間を持てるようになりました。
以前は寝かしつけに1時間以上かかり、終わる頃には親もぐったり。
それが、ネントレでスムーズに寝てくれるようになったことで、夜の時間が「休息と楽しみの時間」に変わりました。
この余裕があることで、日中も笑顔で赤ちゃんと向き合えるようになりました。
親の心にゆとりがあると、子どもも安心して過ごせるのだと実感しています。
まとめ|【初心者OK】ネントレで親のストレス軽減を叶えるコツ
要点まとめ
- ネントレは赤ちゃんが自分で眠る力を育て、親の睡眠時間も確保できる
- 始める目安は生後4〜6か月頃で、昼夜の区別がついてから
- 泣かせっぱなしにせず、見守りや声かけで安心感を与える
- 就寝前のルーティン(お風呂→絵本→就寝)が成功のカギ
- 夫婦でルールを共有し、協力体制を整える
- 成果が出なくても一時中断や方法変更はOK
- 定着すれば夜泣きが減り、家族の生活にゆとりが生まれる
ネントレは、赤ちゃんの睡眠のためだけでなく、家族全員の暮らしを整える習慣作りです。
まずは無理のない範囲で始めてみて、少しずつ生活に取り入れてみてください。
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