「うちの子、水泳そろそろ始めたほうがいいのかな?」
周りの子がスイミングを始めたという話を聞いたとき、そんな疑問がふとよぎりました。特に習い事デビューは親としても初めてのことが多く、タイミングの見極めに悩みますよね。
私も最初は「水を怖がる子なのに、続けられるかな?」と不安でした。でもある日、お風呂で顔をつけて遊ぶ姿を見て、「あ、これはサインかも」と思い切って体験レッスンに参加。すると、水の中で笑顔を見せる我が子に、むしろ私が驚かされたんです。
今ではすっかりスイミングが大好きになり、週1回の習い事が家族の楽しみに。
この記事では、水泳を習い事として始める“ベストなタイミング”を、年齢別の特徴や実体験を交えてやさしくご紹介します。
目次
水泳を習い始める平均的な年齢は?
「みんな、いつごろから水泳を始めているのかな?」と気になる方は多いと思います。早すぎてもついていけないし、遅すぎると乗り遅れるのではと不安になりますよね。
私自身もそう思って調べたところ、多くの家庭では4〜6歳ごろに水泳を始める子が多いとわかりました。特に年中〜年長のタイミングが人気で、「水への恐怖心が少ない」「集団行動に慣れてきた」などの理由から選ばれているようです。
一方で、スイミングスクールによっては2歳から受け入れているところもあり、親子で一緒に通うコースも人気です。
つまり、水泳の習い始めは「子どもの発達や性格」によって最適な時期が違うということ。次は、年齢によってどんな違いがあるのかを見てみましょう。
▶参考:スイミングスクール年齢別入会割合|ベビースイミング協会
他の家庭はいつ始めてる?実際のデータをチェック
水泳を習い始める年齢について、あるスイミングスクールの調査によると、入会者の約45%が4〜6歳でスタートしているそうです。3歳以下は親子レッスン、7歳以上は「泳げるようになりたい」という子が多いとのこと。
わが家でも、年中にあたる5歳からスタートしました。始めた当初は顔を水につけるのも怖がっていましたが、周りの子と一緒に少しずつ慣れていき、今ではバタ足も自信満々です。
このデータを見ると、無理に急ぐ必要はないけれど、4〜6歳は「はじめどき」として良いタイミングのように感じます。習い始める年齢が子どもに合っていれば、楽しんで通えるはずです。
始める時期で変わる?泳ぎの上達スピード
「早く始めたほうが泳げるようになるの?」という疑問、私も持っていました。結論から言うと、**年齢によって上達のスピードには差が出ることもありますが、一番大事なのは“楽しめるかどうか”**です。
たとえば、3〜4歳で始めた子は水に慣れるのが早い傾向があり、泳ぐことへの抵抗感が少ないように感じます。一方で、小学生から始めた子は「言葉で理解できる力」があるため、フォームや呼吸法を早く習得するケースもあります。
実際、我が家の子ども(5歳)は、1年ほどでビート板なしでバタ足ができるようになりましたが、同じクラスの小1の子は、理屈をしっかり理解して短期間でクロールをマスターしていました。
つまり、「早く始めれば必ず有利」というわけではなく、子どもの性格ややる気、そして環境のサポートが上達に影響するということですね。
▶参考:子どものスイミング年齢別の効果と特徴|コナミスポーツクラブ
水泳を習い事に選ぶメリットとは?
「たくさんある習い事の中で、なぜ水泳が人気なの?」と思ったことはありませんか?実は水泳は、運動・健康・安全の面から見ても、とてもバランスの良い習い事なんです。
私自身も、最初は“体力がつけばいいな”くらいの気持ちで始めました。でも、通い始めて数ヶ月で「風邪を引かなくなった」「姿勢がよくなった」といった変化を感じ、「これはいいかも」と実感するようになりました。
水泳は全身をバランスよく使う運動で、心肺機能や筋力、体の柔軟性を自然に高めてくれます。さらに、水に慣れることで「もしもの水の事故」にも落ち着いて対応できる力がつくという点も見逃せません。
次からは、そうした水泳のメリットを具体的にお伝えしますね。
身体が強くなる!ケガや風邪に負けない体づくり
水泳は、体力アップに効果的な全身運動です。水の中では空気よりも抵抗が大きいため、ただ歩くだけでも筋肉をたくさん使います。さらに水圧によって心肺機能も鍛えられるため、「風邪を引きにくくなった」「体が丈夫になった」という声はとても多いんです。
実際、わが子も水泳を始めてから明らかに体力がつき、冬場に毎年かかっていた風邪を一度も引きませんでした。体温調節も上手になり、汗をかいても元気に過ごせています。
また、走ったりジャンプしたりする運動が苦手な子でも、水の浮力のおかげで関節に負担が少なく、無理なく運動ができるのも嬉しいポイント。運動嫌いの子の「入り口」としてもぴったりです。
水の事故から身を守る力がつく
水泳を習うことの大きなメリットの一つは、「自分の命を守る力」が身につくことです。特に夏場のレジャーや川遊びなど、水に触れる機会が多い家庭では、泳げるというだけで事故のリスクが大きく下がると言われています。
ある調査によると、幼児期に水泳経験のある子どもは、突然水に落ちたときのパニック率が低く、浮いたり呼吸を整える動作が自然にできるそうです。これは、日ごろから水に慣れ、身のこなし方を知っているからこそできる行動です。
我が家でも、プールで突然バランスを崩して水に顔をつけたとき、子どもが落ち着いて浮かび上がってきた姿を見て「水泳をやっていて本当に良かった」と思いました。
水泳は単なるスポーツではなく、命を守るための習い事としても非常に価値があります。
早すぎても遅すぎてもダメ?年齢別の注意点
水泳は早く始めるほどいいと思われがちですが、年齢によって向き・不向きや注意点があります。無理に始めても、子どもにとってはストレスになってしまうこともあるんです。
実際、2〜3歳で始めた友人の子は、水が怖くてなかなかプールに入れず、しばらく通うのを嫌がっていたそうです。一方で、小学生になってから始めた子は、体力や理解力はあるものの、水への抵抗感が大きく苦労したとも聞きました。
つまり、始める年齢は「子どもの性格・体力・興味」に合わせて柔軟に考えることが大切。年齢別の特徴を知っておくと、よりスムーズにスタートできますよ。
3歳・4歳から始める場合のポイント
3歳〜4歳ごろは、スイミングを始める子が一気に増える年齢です。この時期の子どもは「真似っこが上手」で「遊び感覚で楽しむ力」があるため、水泳への入り口としてとても適しています。
ただし、この年齢はまだ体力が少なく、集中力も短いため、レッスン時間や内容が子どもに合っているかの確認が必要です。実際、うちの子も最初は30分のレッスンでもクタクタでしたが、先生が楽しく進めてくれるおかげで徐々に慣れていきました。
また、トイレの自立や着替えの練習も事前にしておくとスムーズです。保護者が一緒にプールに入る親子レッスンから始めるのも、おすすめですよ。
小学生から始める場合の違いと心構え
小学生から水泳を始める場合は、「本人の理解力」が大きな武器になります。たとえば「息を止めるタイミング」「腕や足の動かし方」といった説明をしっかり理解できるため、技術の習得が早い傾向にあります。
ただし、小学生になるとすでに泳げる子と比べてしまい、「自分はできない…」と落ち込んでしまう子もいます。うちの子も1年生から始めましたが、周りの友だちが上手に泳ぐ姿を見てプレッシャーを感じていました。
この年齢では、「できなくても大丈夫」「自分のペースで進めばいい」という声かけがとても大切です。また、目標を小さく設定し、「今日は顔をつけられた!」「5秒浮けた!」など、達成感を感じられるようにすると、続ける意欲につながります。
スタートは遅くても、心と体の準備ができていれば、着実に上達していけますよ。
うちの子に合うタイミングをどう見極める?
水泳を始めるベストな時期は、必ずしも「○歳から」が正解ではありません。大切なのは、子ども自身の興味や気持ちの準備ができているかどうかです。
私も「周りが始めたから」と焦って通わせようとしたことがありますが、子どもが嫌がって続きませんでした。逆に、興味を持ち始めてから再チャレンジしたときは、驚くほどスムーズに進みました。
プールに入りたがる、水遊びが好き、泳いでいる子を見て「やってみたい」と言う。そんな小さなサインが出てきたときが、習い始めのタイミングです。
ここからは、具体的にどんな「やりたいサイン」があるのか、そして親が準備しておきたいことを紹介します。
見ておきたい!子どもの「やりたいサイン」
水泳を始めるときに見逃したくないのが、**子どもからの自然な“やりたいサイン”**です。これがあるかないかで、スタート後のモチベーションや継続にも大きな差が出ます。
たとえば、お風呂で顔に水をつけて遊んだり、プールの映像に夢中になっていたり、「ぼくも泳ぎたい!」と言ってきたら、それは立派なやる気のサイン。親が「そろそろ始めさせようかな」と思うよりも、子どものほうからの興味が出ている方が、習い事として成功しやすいです。
うちの子も、ある日「スイミングやってみたい!」と突然言い出し、体験レッスンに行ったその日からやる気満々でした。
「楽しそうに水に触れているか?」をよく観察することが、最初の一歩になるかもしれません。
親が準備しておくべき3つのこと
子どもが「水泳をやりたい!」と言ってくれたら、次は親の出番です。実は、親のちょっとした準備があるかないかで、子どものスイミング体験は大きく変わります。
私が実際にやっておいてよかったと感じた準備は、この3つ
- 体験レッスンに参加すること
いきなり本入会より、まずは雰囲気を見せて不安を減らしてあげるのが効果的です。 - 道具の準備を一緒にすること
水着・ゴーグル・バッグなどを子どもと一緒に選ぶと、モチベーションが一気に上がります。 - 通いやすさを重視してスクールを選ぶこと
送迎の負担が少ないと、親も子も長く続けやすいです。我が家では近所のスクールを選んで正解でした。
これらを準備しておくだけで、習い始めの不安や負担がぐっと軽くなりますよ。何より、親も「応援する気持ち」を持ってスタートできるのが一番大事だと感じました。
まとめ
水泳は、体力づくりや命を守る力が自然と身につく、バランスの取れた習い事です。「うちの子、そろそろ始めても大丈夫かな?」と迷っているなら、まずはお子さんの“やりたいサイン”を探してみるのがおすすめです。
実際に始める年齢は、3歳〜小学生とさまざま。大切なのは、年齢よりも「子どもの気持ち」と「親のサポート」がそろっているかどうかでした。
わが家も、始めたタイミングは周りより少し遅めでしたが、本人のやる気があったからこそ、今では楽しく通い続けています。
まずは体験レッスンを申し込んでみるなど、小さな一歩から始めてみませんか?お子さんの笑顔がきっと見られますよ。